具体的な見直し方法

医療保険の見直し方法としては、ざっくり言うと、現在加入している保険を下取りにだして新しいものに加入する方法と、現在加入している保険を解約して新しいものに加入する方法の二つがあります。前者の場合は加入する会社は同じ会社になりますが、後者は概ね異なる会社に加入することになります。これを踏まえまず、見直しの注意点について書きます。

まず同じ会社で見直す場合について言いますと、見直す時には現在の保険に加入した時より契約者の年齢が上がっているというがほとんどですから、保険料は必ず高くなるという事です。

次には、万一治療中の病気が有ったり、治癒していても日が浅かったりすると、その病気には保険がきかないということが生じます。病気の種類によっては、最悪の場合、新しく保険に加入することができないということが生じます。

また、保険には加入できるものの、保険料が健康な人より相当高くかかってしますというようなことも生じます。そうです、保険の基本概念は「平等」ですので、病気がちの人、即ち給付金を多く受け取れるリスクの高い人と、そのリスクの低い人を同じ保険料で同じ内容の契約に加入させるという不平等をなくすため、加入者一人一人の健康状態によって適切な保険料というのが算出されるのです。そのために加入時に健康診断などが必要になるのです。

医療保険を見直す理由

医療保険の見直しについてということですが、まず、なぜ見直す必要が生じるのか。見直す意味は何か。その最大の理由は医療の進歩と言ってよいと考えます。

医療の進歩で最も顕著なのは手術の技術の進歩でしょう。例えば心臓の手術といった大きな手術でも、現代では開腹せず腹腔鏡で簡単に行うことができるようになりました。このことは入院日数が飛躍的に短くなったことを意味します。また病院の分業化とでも申しますか、前述の手術を行った患者でも、手術そのものは大きな病院やその手術の専門医が行いますが、2週間もすれば、その病院及びその医師が担当しなければならない部分は過ぎたと判断され転院ということになり、それをきっかけに退院してしまう患者さんも少なくないということがあります。

そんな中、古い医療保険は5日以上入院しないと保険がおりない、20日以上入院しないと保険がおりないというのことになっていますから、これでは保険には加入している意味がないということになります。また、手術の種類も大変増えましたので、古いままの保険だと給付対象外の種類が多く出てしまい、契約者にすれば保険から手術給付金がおりると思っているにもかかわらず実際は給付対象の手術として約款にうたわれていないということが生じ、これまた保険に加入していないのと同じことになってしまうということです。従って医療保険を見直すことの意味は、現在の医療に沿った内容のものにするということになります。